枝毛の原因と、すぐにできる効果的な改善方法でツヤツヤの髪に! -美頭皮のすすめ-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

ヘアケアをいくら頑張っていても、いつの間にか見つかる枝毛や切れ毛…毛先のまとまりがなくなり、ヘアスタイル作りも大変な美髪の大敵です。できるものなら何とかして改善したいですよね。

そこで今回は、枝毛になってしまう原因を知り、枝毛のないツヤツヤヘアを保てるよう、すぐにはじめられる対策までお伝えします!

 

枝毛とはどんな症状?

枝毛とは

 

髪の毛の表面は、キューティクルというごく薄いうろこ状のもので覆われていて、髪の内部構造を守っています。その厚みは、約0.0005~0.001mm。大きさは1本の毛の周りを2、3枚で覆うほどといいますから、いくら重なり合っているとはいえ、心もとない感じがします。

 

このキューティクルは、適切なヘアケアをしていないと、簡単に剥がれてしまいます。キューティクルは髪の内部を守っていますから、これが剥がれることで、髪内部の水分が蒸発し、繊維質が壊れてしまうのです。この脆くなった髪の毛が、縦方向に裂けたのが枝毛といわれる状態です。

 

■枝毛と切れ毛の違いについて

枝毛は主に毛先で縦に裂けた状態でしたが、切れ毛は、髪が横方向に裂ける場合を言いま

す。長さが分断されるので、切れ毛が続くとアホ毛が増えることにつながります。

 

枝毛が起こる4つの原因

枝毛の原因

 

髪の内部が乾燥することで起こる枝毛や切れ毛は、普段のヘアケアが大きな原因を及ぼしています。

シャンプーのときに力を入れすぎている

濡れたときの髪の表面は、キューティクルが剥がれやすい状態になっています。このとき髪と髪がこすれてしまうと、簡単にキューティクルが剥がれて、髪内部がむき出しの状態になってしまいます。シャンプーするときは髪をこするのではなく、地肌に指の腹をあてて、優しく洗うようにします。

無理なブラッシング

毎日のブラッシング時、髪が絡まっているのに無理にとかそうとしていませんか?

そのままブラッシングを続けると、髪に大きな摩擦を起こしてキューティクルを剥がすだけでなく、静電気を起こして地肌にまで悪影響を与えてしまいます。

ブラッシングの正しい方法は、まず目の粗いブラシで全体をとかし、絡まりをといてからはじめます。目の細かいブラシに持ち替えたら、毛先から少しずつ、何回にも分けてブラッシングしましょう。静電気や摩擦を最小限にするよう、ゆっくりブラシを動かすことも大切です。

パーマやカラーリング

化学物質を使って行うパーマやカラーは、髪の内部構造にはたらきかけて髪を形作ったり色味をつけたりしています。1度行うだけでも、髪の傷みを加速させ、枝毛や切れ毛を起こすことがあります。

間違ったドライヤーの使い方をしている

髪を乾かしたりスタイリングしたりと、毎日のように使うドライヤーの使い方が正しいか、考えたことはあるでしょうか?

ドライヤーから出る温風の熱は100℃以上。髪に近づけすぎるとその熱が直に髪に伝わり、髪内部の水分まで奪ってしまいます。

 

枝毛を改善させる効果的な方法

枝毛は、髪の内部が脆くなることで起こりますから、ヘアケアや普段の生活を見直して、強い髪を育てることが、枝毛を起こさない効果的な方法といえます。

対策その1:ヘアケアを見直す

シャンプーの洗浄力が強すぎて髪や頭皮が乾燥することで、枝毛を起こしていることがあります。

毎日のシャンプーは、1日1回にする、使うシャンプーは頭皮に刺激を与えないよう配合成分にこだわった、洗浄力の穏やかなものを選ぶと安心です。無添加でアミノ酸系の洗浄剤なら、頭皮に刺激を与えることなく、不必要な汚れだけを落として必要な皮脂は守ってくれます。

 

▼肌に優しいシャンプーについてはこちら

女性の薄毛改善にはシャンプーが効果的!頭皮に優しいシャンプーの紹介!

 

髪の乾かし方にも要注意。髪を乾かすときは、ドライヤーは、髪から最低でも15cmは離して使います。髪の根元までしっかりと乾燥させましょう。髪の厚みがある方は、特に注意したほうがいいでしょう。表面は乾いていても、根元は生渇きということがあるのです。濡れた髪は少しの摩擦だけでキューティクルが剥がれ、枝毛を引き起こしてしまいますから、髪の内側に指を当てて、しっかり乾いたのが確認できるまで、乾かしましょう。

 

▼ドライヤーの使用方法についてはこちら

抜け毛を防止する!正しいドライヤーの掛け方伝授

 

対策その2:髪のダメージになることは避ける

髪に刺激を与えるパーマやカラーは、できるだけ避けたほうが、枝毛や切れ毛には有効です。どうしても必要なときは、パーマとカラーリングを同じ日にしないようにする、トリートメントの施術を同時に受けるなどして、髪への負担を減らします。市販のカラーリング剤も同様です。

サロンでの施術のように、髪のケアがしっかりできないため、いくら安価でも繰り返し行うことは避けましょう。

対策その3:食生活の乱れやストレスを改善する

枝毛や切れ毛を防ぐには、しっかりした髪を日ごろから育てておくことが先決です。

健康な髪を作るためには、良質なタンパク質、栄養素の吸収や合成を促すビタミンBやビタミンC、強くしっかりした髪を作るためのミネラルなどをバランスよく、摂り入れるとよいでしょう。

 

髪を強くするおすすめレシピ

 

イカとニラのじゃがいもチヂミ

高たんぱく低脂肪のイカには、アミノ酸のひとつであるタウリン、じゃがいもにはビタミンCが入っています。血行を促進するニラも使う、美髪作りにおすすめの料理です。

 

 

ピーマンの肉詰め煮込み

頭皮の健康には皮膚を健やかに保つ働きが不可欠。豚肉はビタミンB1を豊富に含み細胞を活性化してくれます。夏バテ時にもおすすめな料理です!

 

 

春のお弁当と共に!うどの牛肉巻きバルサミコ酢煮

必須アミノ酸が豊富な牛肉は、鉄分も多く含むので、貧血気味の女性にもおすすめ。枝毛予防にもおすすめの料理です!

 

また、身体の健康を保ち、代謝のよい身体にしておくことも、強い髪を作ることにつながります。

代謝が落ちて血流が滞ると、頭皮に十分な栄養が送られず、強い髪の毛が生まれないのです。睡眠をしっかりとる、3食きちんと食べる、ストレスをためないなど、健康的な生活を送るように心がけましょう。

 

枝毛や切れ毛の3つの対策

枝毛の対策

 

一度枝毛や切れ毛を起こしてしまうと、もう健康な髪には戻れないだけでなく、枝毛や切れ毛を起こした毛周辺も弱くなっていますから、トラブルの範囲を広げてしまうことにもなりかねません。

気づいたときはすぐにハサミでカットしておくのが、正しい処置の方法です。根元から毛を抜くことは避けましょう。毛根に刺激を与えて、頭皮ダメージになるだけでなく、新しい髪が生えてこなくなる可能性もあります。

枝毛や切れ毛をカットするときに気をつけたいこと

枝毛や切れ毛をカットするときは、切れ味のよいハサミを使いましょう。切れ味が悪いと切り口が凹凸になってしまうので、断面が広くなり、より乾燥を招いてしまいます。

長さに対して、直角に切ることも大切です。斜めにカットすると髪の断面が広くなるので、切れ味の悪いハサミを使ったときと同様、髪内部を乾燥させてしまいます。極力断面を小さくするよう、直角にハサミを入れることを忘れないでください。

 

カットするときは、枝毛や切れ毛の部分より5cmほど離れたところを切るようにします。枝毛や切れ毛の起きた部分以外の髪も、脆くなっている可能性が高いですから、その部分だけカットしても、カットしたところからまた枝毛や切れ毛になってしまう可能性が高いのです。少し離れたところをカットし、枝毛や切れ毛を繰り返さないようにしましょう。

 

美容室で、定期的に毛先をカットしてもらうことも、枝毛や切れ毛対策には有効です。傷み具合を見てもらったりヘアケアのアドバイスを受けたりできますから、定期的に相談してみるとよいでしょう。

 

枝毛は気が付いた時にすぐに対策を

枝毛や切れ毛が進行すると、毛の色が変わってしまったり裂けた部分が広がっていったりと、髪の見た目に大きく影響します。気が付いたときにカットするだけでなく、日ごろから強い髪を作るよう心がけて、枝毛や切れ毛のできにくい、健康な髪を育てておきましょう。

The following two tabs change content below.
アバター
しょうこ
ライター/化粧品の販売業務に5年携わる。結婚後は退職しフリーランスとして、仕事の経験を活かした美容やメイクについての記事を執筆。30歳を過ぎたころ、髪の毛の変化を感じ、頭皮ケアを始める。様々なケアを試みながら髪について日々勉強中。読む人に寄り添った記事を書く事を大切にしている。