妊娠中に白髪染めをしていいの?負担の少ない方法とは

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白髪が増えるペースには個人差があり、若い頃から白髪が多い人もいます。白髪を染める方法はいろいろありますが、妊娠中でも白髪染めすることは可能なのでしょうか?

妊娠中に白髪染めをすることで考えられる影響や、注意点、対策方法などについてご紹介します。

 

妊娠中に白髪が増えてしまうの?その理由は?

白髪が気になるのは中高年からというイメージを持つ人も多いかもしれませんが、人によっては子供のころから白髪が生えていることもありますし、20代~30代で白髪染めをする人も少なくありません。最近では、高齢出産する女性も増えてきていますので、妊娠中に白髪が気になることもあるでしょう。また、妊娠中に白髪が増えてしまうことも多いようです。

もともと白髪が多くなかった人でも、妊娠中に急に白髪が増えることもあります。

その原因として考えられるのは、女性ホルモンの乱れや栄養不足、ストレスなどです。

 

白髪になるメカニズム

そもそも、黒い髪の毛がなぜ白髪になってしまうのかというと、髪の毛を黒くしている「メラニン色素」を作り出す「メラノサイト」という色素細胞の機能が低下することが、直接的な原因です。色が着いていないので白く見えるため、白髪になるというわけですね。

それでは、なぜメラノサイトの機能が低下するのか・・・その原因はひとつではなく、一概に老化現象だと言いきることはできません。もちろん、老化による細胞の機能低下も原因のひとつですが、若い頃から白髪が多い人もいますし、年を取っても白髪にならない人もいます。

 

人種によって髪の毛の色が異なるように、白髪にも遺伝的要素が深く関係していると考えられます。また、栄養不足や生活習慣の乱れ、ストレスなどによって細胞が活発に働かなくなることなども原因のひとつと言えます。

 

女性ホルモンの急激な変動

女性の体は妊娠出産に備えて、女性ホルモンの分泌量が生理周期などと連動して絶えず変動しているのですが、実際に妊娠すると大幅にその分泌量が変化します。女性ホルモンはおなかの中で赤ちゃんを育てるために、子宮を厚くしたり体温を上昇させたりするので、体質や味覚、性格まで変わる人もいます。そういった体質の変化と同じように、一時的にメラノサイトの機能が低下して白髪が増えてしまうことがあります。

 

妊娠中の食事の偏りによる栄養不足

妊娠中は、味覚が変わって特定のものしか食べられないこともありますし、何を食べても吐き気がするつわりなどによって食生活が偏りがちです。さらに、おなかの中の赤ちゃんに優先的に栄養が回されるため、母体は栄養不足になることも。そうすると、生命維持に関係のない髪の毛は特に栄養が後回しにされるので、メラノサイトの働きが低下して白髪になると考えられます。また、メラニン色素を作るためにはアミノ酸やミネラルが材料になるので、いろいろなものを食べられないつわりだと、髪の毛を黒くする栄養素が不足してしまいます。

 

睡眠不足やストレス

通常の体の状態でも、睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンが不足すると、髪の毛が抜けたり白髪が増えたりします。妊娠中はホルモンバランスの乱れやつわりなどによって、安眠しにくく睡眠不足になりがちなので、髪の毛の状態も悪くなってしまいます。

さらに、ホルモンバランスの乱れはイライラやストレスも引き起こすので、体調の悪さなどと相まって、白髪を増やす要因となってしまう人も多いでしょう。

 

妊娠中だけでなく出産後も要注意

妊娠中に白髪が増えるのは一時的なことですが、出産後に増えるケースもあります。妊娠中は女性ホルモンの分泌量が急増するのですが、出産するとその役目を終えて通常の量に戻ります。女性ホルモンは髪の毛の育成を促す働きもあるので、出産後に分泌量が激減すると、抜け毛が増えたり白髪が増えることがあるのです。

ただ、こちらも一時的なものですので、あまり気にし過ぎないようにして、栄養と休養をしっかり取るようにすれば、髪の毛もだんだん元に戻っていきます。

 

妊娠中に白髪染めを使ってもいいの?

一時的なものとは言え、白髪が増えると老けて見えるので、何とか目立たなくさせたいですよね。日本人は黒髪の人がほとんどなので、数本でも白髪があると目立ってしまいます。

ただ、妊娠中に市販の白髪染めをするのはあまりおすすめできません。

 

母体や赤ちゃんに影響がある?

白髪染めをしたことのある人ならおわかりだと思いますが、市販の白髪染めはとても刺激の強い薬剤を使用しています。アレルギー反応が出ることもあるので、染める前に必ずパッチテストをすることが推奨されているほどです。妊娠中のデリケートな母体にはいくつかの影響が出ることもあります。

 

匂いや刺激で気分が悪くなることも

白髪染めの薬剤はつーんとした強い匂いがあり、通常時でも気分が悪くなることがあります。また、目に染みるほど刺激が強いので、ただでさえつわりで吐き気が起こりやすい状態だと、体調を崩してしまう危険性があります。

 

肌が敏感になっているのでかぶれやすい

白髪染めをする際は、できるだけ肌に薬剤が付着しないように注意しますよね。着色しないためでもありますが、薬剤の刺激によって肌がかぶれないようにする目的もあります。

ふだんなら問題なくても、妊娠中は肌の状態もデリケートで敏感になっていますので、かぶれや炎症が起きたりする危険性があります。

 

もしどうしても白髪が気になる場合の対策

市販の刺激の強い白髪染めは、使ってはいけないというわけではありませんが、できるなら妊娠中は控えたほうがいいでしょう。でも、妊娠中でもおしゃれしたいですし、白髪が目立つのは気になりますよね。そういう時は、妊娠中でも影響のない刺激の少ないものを使ってみてください。

 

無添加のカラートリートメントを使う

市販の白髪染めに限らず、長時間同じ姿勢でいなければならないような染料や、美容院でのカラーリングはおなかの大きい状態では苦痛を感じることもあります。

そこでおすすめしたいのは、髪を洗う時に使用できて、長時間浸けておく必要のないカラートリートメントです。少しずつ染まっていくものなので、即効性はありませんが、その分体に負担がかかりません。カラートリートメントを選ぶときには、なるべく天然成分が豊富で化学薬品などが無添加のものを探してみるようにしましょう。あわせて、アミノ酸系の頭皮に優しいシャンプーを使って、髪の毛や毛根をいたわってあげるといいですよ。

また、カラートリートメントでも使用前にパッチテストをするのを忘れないでください。

 

出かける時にだけ使える白髪隠しを使う

妊娠中に出かける時だけ白髪を隠したいという場合は、手軽に使えてシャンプーで落とせるマスカラタイプやスプレータイプの白髪隠しもあります。染める手間は減りますし、頭皮に直接塗ることもないので負担は少ないでしょう。その場合も、匂いや刺激の少ないものを選ぶようにしてください。

 

出産までは頭皮ケアや栄養摂取に気を配る

妊娠に伴う女性ホルモンの変動は必要なことですので、ほかの点でなるべく白髪を増やさないようにしましょう。あまりストレスを溜めないようにして安眠できる環境を作り、リラックスできる時間を持ってください。

 

また、食事から摂取する栄養は、赤ちゃんのためにもご自分のためにも非常に重要なものです。髪の毛にいいアミノ酸やミネラルはもちろん、ビタミンやたんぱく質などバランスよく栄養素を摂取できるよう食事にも気を配ってくださいね。食事が難しい時はサプリメントが効率的で便利です。白髪や抜け毛は出産後に増えることもありますので、妊娠中から気を付けていれば、産後に起こるトラブルを減らすことにもつながります。

 

▼出産後に増える抜け毛予防について詳しくはこちらもご覧ください。

産後の抜け毛予防にはシャンプーが効果的!おすすめ商品やケア方法をご紹

 

妊娠中はさまざまな体の変化や、体調、気分の変動などがありますので、いつも通りにいかないことも増えてしまいます。さらに、白髪や抜け毛まで増えてしまうと、ますますストレスを感じてしまうかもしれません。あまり気にし過ぎるとおなかの赤ちゃんにも良くありませんので、健やかに楽しく安全に暮らせるような工夫をしてみましょう。

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坂口美雨
ライター/女性向けスキンケア用品の通販会社に勤務。PR業務に携わった経験をいかし、結婚後はフリーのライターとして、女性の美や健康、スキンケア、メイク、ヘアケアに関する記事などを多数執筆。スキンケアアドバイザーの資格を取るため勉強中。