抜け毛を防止する!正しいドライヤーのかけ方伝授 -美頭皮のすすめ-

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女性の抜け毛は、様々な原因が考えられますが、

その一つにドライヤーのかけ方があります。毎日何気なく使っているドライヤーですが、正しいかけ方を知ることで、髪や頭皮へのダメージを減らせる可能性があるのです。

今回は、ドライヤーをかける時の注意点や正しい使用方法などをお伝えします。

抜け毛を増やしている原因はドライヤーのかけ方かも?

ドライヤーのかけ方

 

髪を束にして引っ張っても、なかなか抜けることはありませんが、1本ずつ引っ張ると抜けてしまいます。このように髪の毛は、とてもデリケート。さらに、女性の場合、お肌のケアは行っていても、頭皮にまで意識を向けている方は少ないのではないでしょうか。

乾燥や紫外線、汗、シャンプーや整髪剤、など、頭皮への外部からの負担は日常生活に沢山あります。その一つに、ドライヤーが加わらないように、普段のヘアケアは、慎重に行いましょう。

熱風が頭皮の刺激になっている

ドライヤーの送風口から出る温風は、各社100度以上に設定されています。ドライヤーをかける際、手をかざしてみると、とても熱いことがわかります。そのため、間違った使い方をしていると、毎回髪や頭皮を刺激してしまうことになります。

これが積み重なると、抜け毛に繋がってしまう可能性があります。

乾燥しすぎると頭皮トラブルにも

通常の髪の水分量は、およそ12~13%です。ドライヤーで乾かし過ぎてしまうと、必要以上に乾燥させてしまいます。濡れている髪の毛は、始めはなかなか乾きませんが、ある程度乾いてくると、水分は一気に蒸発します。

髪や頭皮の乾燥しすぎは、かゆみやフケなどの多くのトラブルを起こします。もちろん、濡れたままの頭皮は雑菌が増えてしまう恐れがあるので、しっかり乾かす必要がありますが、頭皮の湿り気がなくなったあとは慎重にドライヤーをあてて、乾かしすぎないように気をつけましょう。

また、抜け毛には直接関係はしていませんが、水分を奪われ過ぎた髪は、髪内部の組織が変質し、枝毛や切れ毛を引き起こしてしまいます。

髪の毛をドライヤーの熱から守るには、アウトバストリートメントなどの利用も良いでしょう。

 

1日に抜ける髪の毛の本数は?

自然脱毛

 

シャンプー時の抜け毛の量に、驚いた経験のある方は多いのではないでしょうか。その後のドライヤー時にも、床に落ちる抜け毛が気になりますよね。

髪の毛には、頭皮で毛根ができてから成長し、自然に抜けるまでのヘアサイクルがあります。

そのため、毎日一定の抜け毛があることは自然な事です。1日に約70本~100本程度の髪の毛が、ヘアサイクルにより自然と抜けると言われています。

実際に数えるとなると大変ですが、70本程度の髪の毛を一度に見ると、「多い」と感じる方が多いようです。

特に抜けるのはシャンプー(洗髪)時

普段生活していても、抜け毛を意識する場面は決まっているかと思います。

朝起きた直後の枕、スタイリング時の洗面台、そして夜のお風呂です。実際、抜け毛を気にしている女性の中で、「お風呂場での抜け毛の量を見て不安になった」というお声がとても多いです。

しかし実は、シャンプー時に一番抜け毛が多くなることも自然なことです。

もちろん、100本以上の量が抜ける場合はヘアサイクルが乱れている可能性がありますが、1日の中で一番抜け毛が多い場面は、シャンプー時であることを覚えておいてください。

そのため、1日洗髪を行わなかった次の日の洗髪時には、普段以上の量が抜けることになります。頭皮環境の清潔を保つためにも、乾燥しすぎでない限り、毎日1回洗髪を行うようにしましょう。

ドライヤー時にも抜け毛はある

上記でお伝えした通り、自然脱毛による抜け毛の量が一番多いのはシャンプー時なので、その後のドライヤー時にも、抜け毛はあります。

髪の毛が乾いていく過程で、抜けていた髪の毛が落ちていくことになるので、ドライヤー時にも多少多くなることは自然です。

 

▼1自然な抜け毛はヘアサイクルによるものです。

ヘアサイクル(毛周期)の仕組みと改善方法を紹介

 

正しいドライヤーの使用方法ポイント

ツヤのある美しい髪を保ちつつ、抜け毛を最小限に抑えるには、正しい方法でドライヤーを使いましょう。

ドライヤー

 

洗髪後はまずタオルドライをしっかりと

タオルに頭皮や髪の水分を移すように、髪をぽんぽんと優しく抑えるように、水分をとっていきます。特に地肌を中心に、タオルドライしてください。このとき、決してゴシゴシとこすらないようにしましょう。キューティクルが剥がれて、髪が傷む原因になってしまいます。

このタオルドライでしっかりと水分を取っておくと、ドライヤーの使用時間を短くすることができます。

ドライヤーは髪から15~20cm離して

髪の温度が100℃を超えると、変質がはじまるといわれています。ドライヤーは、髪から15~20cm以上離して使いましょう。

 

ドライヤーに温風と冷風の切り替えがついているときは、熱くなりすぎないよう、温冷を切り替えながらあてると、温度が上がりすぎることを防げます。

風量の大きいドライヤーを使い、熱に頼らなくても素早く乾かせるようにしましょう。

同じところに長くあてない

一か所に温風をあてすぎると、その部分の温度が急上昇します。指で髪の根元に触れつつ髪をほぐしたり、ドライヤーを小刻みに動かしたりしながら乾かしましょう。

また、水分は上から下に落ちていくので、根元から乾かし、毛先、全体の順番に乾かしていくと、効率よく乾かす事ができます。

スタイリングにドライヤーを使用するときは

乾いた髪をスタイリングするときは、水やスタイリング剤で髪の毛を濡らしてから行います。乾いている髪に直接、ドライヤーの熱風をあてると、急激に温度が上がり、髪が傷みやすくなります。傷みはじめた髪は、髪同士が軽く触れる程度でキューティクルが剥がれてしまいます。キューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛は強度がなくなり、切れ毛や枝毛になってしまいます。

 

洗髪後の自然乾燥はダメです!

ドライヤーの熱によるダメージを考えると、「自然乾燥の方が良いのでは?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、頭皮環境のことを考えると、自然乾燥は避けましょう。

理由は、頭皮が濡れたままの状態になってしまう可能性があるからです。

先ほども少し説明しましたが、頭皮が湿った状態のままだと、雑菌が繁殖してしまいます。こうなると頭皮環境が悪化し、抜け毛に繋がっていってしまいます。

特に夏場は気温も高く、ドライヤーを使いたくない方が多いかと思いますが、温風と冷風をうまく使って乾かす事をおすすめします。温風のあとに冷風を使うことで、頭髪の温度も下げられます。また温風で乾かした後は冷風で仕上げると、キューティクルを閉じることもできます。

洗髪後だけでなく、汗をかいた後も頭皮を濡れた状態にしておくことは避けましょう。タオルでこまめに拭き取ったり、蒸れないようにしたり、清潔を保つようにしましょう。頭皮環境を良くしておくことが、将来の抜け毛予防にも繋がります。

 

自分に合ったドライヤーを使う

ドライヤー選び

 

ドライヤーは髪を乾かすためのものですから、機能にこだわって選ぶ方は少ないかもしれません。

「ドライヤーをうまく使えていない」「ドライヤーで髪や頭皮にダメージを与えているかもしれない」「もっと簡単に乾かしたい」そう感じている場合は、便利な機能がついたドライヤーを選んでみてはいかがでしょうか。

最近では、短時間で乾くドライヤーやマイナスイオンのドライヤーなど、様々なタイプのドライヤーがあるので、ご自分の悩みに合わせて選んでみてください。

ご自分が使いやすいドライヤーを使うだけで、頭髪のダメージケアを意識できるようになるでしょう。

 

毎日の正しいケアで抜け毛を予防しましょう

いかがでしたでしょうか。

抜け毛を起こす原因は、他にも沢山あり、生活習慣や毎日行うヘアケアなども要因として考えられます。

 

▼女性の抜け毛について詳しくはこちら

女性の抜け毛の原因を徹底解明

 

シャンプー時に強く洗ってしまう、熱いお湯ですすいでいる、またシャンプーやヘアスタイリング剤、パーマ、ヘアカラーの成分などによって刺激を起こすことも忘れてはいけません。凝ったヘアアレンジをする場合は、髪を強く引っ張った状態にならないよう気をつけることも大切です。

そんなヘアケアの中でも、髪の毛に負担をかけてしまうドライヤーですが、少し使い方を見直すだけでダメージを減らす事が出来ます。毎日使うヘアケア商品の見直し、ヘアケア方法の見直しを行って、抜け毛のない健康な頭皮環境を取り戻しましょう。

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坂口美雨
ライター/女性向けスキンケア用品の通販会社に勤務。PR業務に携わった経験をいかし、結婚後はフリーのライターとして、女性の美や健康、スキンケア、メイク、ヘアケアに関する記事などを多数執筆。スキンケアアドバイザーの資格を取るため勉強中。