
髪の毛を乾かしたときやセットした時に、髪のうねりのせいでなかなかスタイルが決まらずお手上げ状態ということはありませんか?さらさら黒髪ストレートのイメージがある日本人女性ですが、実は約7割の方が髪の毛のうねりに悩んでいるのです。うねりのタイプは、ゆるいものから縮毛まで様々あります。
髪のうねり、あなたはどのタイプ?
「髪の毛のうねり」と言っても、そのタイプは様々あります。まずは自分がどのタイプなのかを知りましょう。
左右どちらかが跳ねやすい
髪の毛はつむじを中心に、そこから円を描くように髪の毛が生えています。そのため、つむじの位置や毛穴の向きで流れやすい方向ができるのです。また、つむじの数は1つとは限らず、2~5つある人だっています。
その影響で、どうしても左右差が出てしまい、毛穴の方向性が強いほど左右どちらかに跳ねやすいうねりとなるのです。
部分的にうねる
毛穴の方向性の違いや栄養分が均一に髪の毛に行き渡らない状態だと、部分的に髪がうねるようになります。
全体的に大きくうねる
全体的に大きく髪がうねっているのであれば、生えグセが強いために起きています。
縮毛
細かくうねった状態で、毛穴の形、もしくは栄養が均一でない場合に起こります。
うねりの原因は先天性と後天性の2種類
女性を悩ます髪の毛のうねりは先天性のものと後天性のものに分けられます。それぞれどのような状態のことなのかを紹介します。
先天性のもの
生まれながらに持った特徴なので、うねりの状態を変えることは難しいです。
遺伝的要因
髪の毛は遺伝要素が強い部分であります。3親等あたりまでの遺伝子要素が髪の毛にも出やすいです。髪のうねりに関しても遺伝要素はかなり大きいですよ。大きくうねるものから縮毛まで、親の髪の毛の特徴と比べてみると納得できるでしょう。
毛穴の形によるもの
毛穴の形は、皮膚の中で頭皮に対してまっすぐなもの、少しくねっとしているもの、大きく反り返っているものなど、様々な形があります。毛穴が髪の毛からまっすぐな場合はストレート毛が多いです。
毛穴の形通りに髪の毛が生えてくるため、それがうねりの原因となります。毛穴の形はおおよそ7歳くらいまでに決まると言われていて、幼少期はクリクリ毛だったのに年齢とともにストレートになった方や、逆に昔はストレートだったのに年齢とともにくせ毛になったというのはそのためです。
髪の生え癖
髪の毛の生え癖によっても髪の毛がうねる場合があります。毛穴の方向性、つまりつむじからの毛の方向性が強ければ強いほど生え癖が強くなり、髪の毛にうねりが出ます。
後天性なもの
何らかの原因によっていつの間にか変化した髪の毛のうねりです。
毛穴のつまり
髪の毛は毛根から生えていますが、脂っぽい食事や外食が多かったり、自分にあったシャンプー剤が選べていなかったり、シャンプーがしっかりできていなかったりすることで毛穴が詰まりやすくなります。
頭皮の皮脂腺から出る脂が増え、毛穴にこびりついたり、毛穴を塞ぐ場合があります。皮脂が毛穴を塞ぐことにより、髪の毛の成長の妨げになりますので、そこから髪の毛のうねりにつながる場合もあるのです。
栄養不足
髪の毛は食べ物から採った栄養分を、血液によって運ばれていき、毛穴に続く道にある毛母細胞という工場のような場所で髪の毛が作られます。通常は栄養分の供給に差はでないのですが、無理なダイエットや栄養の偏りなどによって髪の毛を作る工場にきちんと栄養が運ばれないため、栄養不足状態の髪の毛を作ることになります。
そのようなことが起これば、髪の毛の質にも違いがでてきてしまい、髪の毛の太さや形に変化が起きてしまいます。このような場合、細かいうねりが生じる場合もあるのです。
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育毛のために必要な栄養とは?育毛と栄養との関係を紹介します!
加齢
加齢によってどうしても代謝がおちてしまい、血流の循環も悪くなります。血液を通って栄養が運ばれる髪の毛の原料が運ばれる循環も悪くなってしまいます。そうすると、栄養不足と同じようなことが起こり、髪にうねりが出てくる場合があるのです。
髪のダメージ
いまではヘアカラーやパーマ、コテで巻いたり、スタイリングしたりが普通ですよね。これらは少なくとも髪の毛にダメージを与えてしまいます。一定のダメージならまだ良いのですが、負担をかけすぎてしまうことは髪の毛のダメージにつながるとともに、髪の毛のうねりの原因にもなりかねません。
ホルモンバランスによるもの
女性は特にホルモンの影響を受けやすく、初潮や閉経、出産や授乳、更年期などホルモンバランスが著しく変わる時期があります。その際に髪質が変化し、うねりが出てくる場合があります
髪のうねりの扱い方
髪の毛のうねりの具合にもよりますが、ヘアケアや毎日の髪の毛の扱い方でうねりを抑えたり、改善させる方法をいくつかご紹介しましょう。
効果的なシャンプーの方法
髪の毛をうねらせる原因の一つ、シャンプーの仕方をまずは見直してみましょう。皮脂が毛穴を塞いでしまったり、こびりつく原因はシャンプーの方法にあるかもしれません。そこで、シャンプーによる皮脂をしっかり取り除くために気をつけたいポイントを紹介します。
- シャンプー前のブラッシングで、皮脂を浮き上がらせる
- アミノ酸系シャンプーを選ぶ
- シャンプー前の湯シャンで、水で流れる汚れはあらかじめ流す
- シャンプー剤をしっかり泡立て、頭皮に指の腹を沿わせながら汚れを落とす
- 顔まわり、正中線は皮脂が多く、汚れが溜まりやすいのでしっかり洗う
- すすぎはシャンプーの2倍の時間をかけ、汚れやシャンプー剤を頭皮に残さない
これらのポイントを意識するだけで、皮脂汚れをしっかりと除去でき、毛穴がつるんとキレイなくぼみができている状態になります。
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ヘアケアにおすすめのシャンプー!ダメージ髪に効果的なアミノ酸パワー
効果的な髪の毛の乾かし方
ある程度の髪の毛のうねりであれば、乾かす際に気をつけることで解決できます。気をつけるポイントをご紹介します。
- オイル系の流さないトリートメントを髪の毛の中間から毛先につける
- シャンプー後すぐにドライヤーで乾かす。(髪の毛は乾いてしまえば、その後伸びづらい)
- 髪の毛が最も密集している部分の根元→耳上→トップ→顔まわりの順番に乾かす
- 髪の毛をゆびで挟み、テンションをかけながら乾かす(うねりが伸び、キューティクルが整ってツヤ出しに効果的)
- 根元が完全に乾いたら中間、毛先の順に風を当て乾かす
髪の毛は濡れた状態から乾いた瞬間にある程度の形が決まります。濡れた状態で髪の毛を軽く引張りながら乾かせばうねりを伸ばすことができるのです。髪を乾かす時は順番とスピードが勝負です。
日々のヘアケア方法
髪の毛は栄養不足や加齢によってもうねるので、生活習慣を見直したり、日々のヘアケアの見直しをしてみることもおすすめします。後天性のうねりに関しては予防や改善も可能ですので、もう一度見直してみましょう。
・1日1回夜シャンプーでしっかり汚れを落とす
・バランスよく食事から栄養を取り、不足した栄養はサプリメントで補う
・頭皮用の栄養剤や育毛剤を使用し、毎日頭皮マッサージを行い血行促進させる
・乾燥を防ぐ頭皮ローションや紫外線予防のUVケアをしっかりする
・生活習慣を見直し、睡眠や運動の時間を取る
いかがでしたか?髪の毛のうねりに関しての理解が深められたでしょうか。あなたのうねりもちょっとしたコツで悩みも解決するかもしれませんよ!


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