ダメージケアに使うべきシャンプーの選び方は? -美頭皮のすすめ-

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ダメージケアにシャンプー

髪が乾燥している、ツヤがない…よくある髪のトラブルは、髪に蓄積されたダメージが原因です。髪のダメージケアにおすすめなのが、毎日できるシャンプーでのケアです。この記事では、髪のダメージの改善に効果的なシャンプーの選び方やおすすめのシャンプーについて紹介します。

ダメージを受けた髪の毛の状態とは?

ダメージを受けた髪に共通して起こっているのが、髪の内部の空洞化です。1本1本髪の毛は、海苔巻きのような3層の構造をしています。

髪の毛の構造

 

・キューティクル 髪の外側を覆う部分で、海苔巻きの海苔。

・コルテックス  髪の芯を覆う部分で、海苔巻きのご飯に相当。

・メデュラ    髪の芯にあたる部分で、海苔巻きの具に相当。

 

ダメージを受けた髪はキューティクルが開いている状態であるため、シャンプーをする度に、髪の内部のタンパク質が流れ出ていきます。反対にいえば、髪のダメージを防ぐには、毎日のシャンプーで髪に必要な栄養を補ってあげることが大切なのです。

 

ダメージケアに効果的なシャンプーの特徴

髪の乾燥や広がりなど、髪のダメージで悩んでいるなら、シャンプーの選び方にも気をつけましょう。ここでは、髪をダメージから守るシャンプーの選ぶときのチェックしておきたい項目について説明します。

洗浄成分はアミノ酸系がおすすめ

ダメージヘアのシャンプーでまず注目したいのが、洗浄成分です。髪のダメージケアをするのなら、洗浄力の強すぎる界面活性剤を使用しているものよりも、必要な皮脂を残してくれるものがベスト。髪の毛の土台である頭皮にも優しいです。

また、アミノ酸は髪の毛を構成している成分でもあるため、髪を洗う時にも安心です。

ダメージケアによい、シャンプーの洗浄成分には次のものがあります。

 

・ラウロイルグルタミン酸Na

・ラウロイルメチルアラニンNa

・ココイルグルタミン酸Na

天然成分が入ったものがおすすめ

天然成分入りシャンプー

 

髪のダメージがひどいときに選びたいのが、植物由来など天然成分が配合されているものです。化学成分の多くが、頭皮にとって刺激が強いものとなるので、できる限り避けたい成分です。着色料や香料などは頭皮にとって必要のない成分です。それらの代わりに、頭髪にとってプラスになる天然成分が入ったシャンプーの方が、ダメージケアにも良いでしょう。

ただし、天然成分であっても、人によっては頭皮にアレルギーを起こす成分もあるので、使用前にパッチテストを行うことをおすすめします。

 

ダメージヘアには市販と美容室どちらのシャンプーが良い?

毎日使用するシャンプーは、手軽に購入できる市販のシャンプーを使用している人も多いかと思いますが、美容室でシャンプーを勧められた経験のある方も多いのではないでしょうか。市販のシャンプーとサロンのシャンプーの違いについて説明します。

市販のシャンプーの特徴

市販のシャンプー

 

手軽に購入できる市販のシャンプーは、シャンプーそのものの質よりも、香り手触りなど、使い心地が重視されています。しかし、過剰に投入されている香料などは、しっかり洗い流さないと、頭皮のかゆみやフケなどのトラブルの原因になる可能性があります。

また、ほとんど市販のシャンプーに使用されているのが、洗浄力の強い界面活性剤です。市販のシャンプーを使用すると、ヘアカラーが落ちやすくなるというのも界面活性剤によるものです。

 

頭髪の汚れを洗い流せるのはよいことを思いがちですが、洗浄力が強すぎる場合、必要な皮脂まで取り除いてしまうので、かえって頭皮の環境が乱れてしまう原因になることもあるので、ご自分の頭皮状況に合うシャンプーを使用しましょう。

 美容院のシャンプーの特徴

美容室のシャンプー

 

美容院で使用されているシャンプーは、髪や頭皮に優しいこだわりの成分が配合されています。市販のものよりも洗浄力が強すぎることがないので、マイルドに洗い上げるので、髪本来の潤いが保てます。また、毎日の生活で失われやすい髪の栄養成分が配合されているので、髪を内側からダメージケアすることができます。

一方で、髪によい成分を使用しているサロンのシャンプーは、値段も高めに設定されています。髪にツヤやコシがないなど、ダメージで悩んでいる人は、美容室で髪質を見てもらい、シャンプーについて相談してみると良いかもしれません。

 

シリコンとは?

髪のダメージを抑えるシャンプーを探しているときに、「ノンシリコンシャンプー」を多くあります。

シリコンはシャンプーに配合されている成分で、髪をコーティングするというメリットがあります。シャンプーをして、ほどよいコシがあり手触りがよくなるのは、シリコンによるものです。

シリコン自体が悪者ではなく、よく聞く「毛穴が詰まる」ということも、ふつうにシャンプーする分にはありません。流す際に、すすぎが足らないと、シャンプーの成分が頭皮に残り悪影響を及ぼすことはあります。

ナチュラル志向の方や、他の作用を重視したい方はノンシリコンシャンプーが向いているかもしれません。

シリコン入りのシャンプーにするか、ノンシリコンシャンプーにするかは、ご自分の好みで決めると良いでしょう。

シリコンが入っているかチェックする方法

最近では、「ノンシリコンシャンプー」と表示されている商品も増えてきました。シャンプーのボトルに表示がない場合に、シリコンが入っているかどうかを知るには、成分に以下の名前があるかどうかを確認してみてください。

 

・ジメチコン

・シクロメチコン

・シロキ

・シリル

・メチコン

 

▼ノンシリコンシャンプーについて詳しくはこちら

ノンシリコンシャンプーの選び方紹介!

 

髪にダメージが蓄積するのはなぜ?

そもそも髪がダメージを受けてしまう原因を知ることで、それぞれに合わせたケアで美髪を目指せます。

ご自分に当てはまることはないか、確認し対策を行いましょう。

ヘアカラーやパーマなどの施術

パーマの施術

 

ヘアカラーやパーマが、一番一般的なダメージの原因ではないでしょうか。ヘアカラーは美容室での施術に関わらず、セルフカラーでも同じです。

ヘアカラーや白髪染めなどの酸化染毛剤は、髪の色素を抜き、色素が抜けた部分に色を入れて染めていきます。この脱色が髪にダメージを与える原因となりますが、1度で色が染まる利点もあります。色を長持ちさせるためには、洗浄力が強すぎるシャンプーは避けた方が良いでしょう。

また、カラーリングでダメージを受けたくない方は、カラートリートメントの使用をおすすめします。

 

▼カラートリートメントについて詳しくはこちら

カラートリートメント(白髪用)とは

 

紫外線によるダメージ

紫外線による髪のダメージ

 

夏の時期になると、意識する方も増える紫外線。髪にも使えるUVカット商品やUVカット効果もあるトリートメントなどがあることからも分かるように、髪や頭皮も紫外線によりダメージを受けます。

紫外線により、髪の毛は乾燥し、強度の低下や色素の消失などが起きるとされています。

特に夏に海でのレジャー時には、海水によるダメージも重なり、髪の毛の乾燥が進んでしまいます。

紫外線によるダメージを受けた髪を洗浄力の強いシャンプーで洗うと、さらにキューティクルを痛めてしまう可能性があるので、注意が必要です。

外出時には、日傘や帽子を活用しましょう。

 

▼髪の毛と紫外線の関係について詳しくはこちら

紫外線が髪に与えるダメージ!正しいケアと対策方法

 

生活習慣の乱れによる頭皮環境の悪化

食生活の乱れによる髪のダメージ

 

あまり知られていない原因に、生活習慣の乱れがあります。特に、食事はとても大切です。美髪に欠かせない栄養を食事で摂るようにしましょう。

髪の毛の成分になる良質なたんぱく質や鉄分、ビタミン、頭皮に必要なコラーゲンなどを摂りましょう。髪に良いと言われる食材もありますが、そればかりではなく、バランスよく摂ることが大切です。

 

他にも、睡眠や適度な運動もダメージのない美髪作りには大切です。

髪の毛も身体の一部ですので、ダメージケアの前に、まずは健康的な身体作りを意識しましょう。

 

何を重視するかでシャンプーは選びましょう

日常生活のなかでダメージを受けやすい髪の毛は、毎日使うシャンプーが重要です。

シャンプーには、商品によってそれぞれ特徴があります。指通りを重視していたり、保湿を重視していたり、スカルプケアを重視していたり、ダメージケアを重視していたり。重視していることによって、シャンプー後の髪の仕上がりも変わります。

そのため、大切なことは、「今の頭皮状況を把握する」ことと、「希望を明確にする」ことです。2つをよく考えたうえで、シャンプーを選びましょう。

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